読んでいただきたい方:
- これから本格的な単語学習を始めようと考えている方
- 単語学習のやり方を見直したい方
- 単語学習の効果を最大化したい方
本記事の概要:
様々な単語集にトライしてきた筆者が、単語集の選び方から効率的なやり方、モチベーション維持に関するアイデアを紹介
英語学習において単語や熟語の暗記は避けて通れません。
覚えているか覚えていないか、単語学習は白黒はっきりするので、学生時代は割と私は単語学習が好きなタイプでしたが、皆さんはいかがでしょうか。
単語が覚えられずに途中で挫折してしまったり、うっかり自分に合わない単語集を購入して辞めてしまったりと、単語集難民になっていたりしないでしょうか。
今回の記事では、これまで様々な単語集にトライした私の経験から、単語学習の効果的なやり方やモチベーションアップのためのアイデアをシェアしたいと思います。
単語学習の効率的なやり方とモチベーションアップのためのアイデア
① 自分にあった単語集を購入する
どのように自分にあった単語集を見つけるかが大事になりますが、これには「書籍のタイプ」と「書籍の難易度」の2つの観点があります。
「書籍のタイプ」についてですが、世の中の出回っている単語集は、大まかに以下の2タイプに分けられます。
- 単語+例文タイプ(DUOや出る順パス単など)
- 文章の中に単語が散りばめられているタイプ(英単語・熟語ダイアローグ1200、1800など)
どちらが合うかは個人によりますが、私としては単語+例文タイプの方が単語学習としては効率的だと思います。後述する方法「素早いサイクルで何度も繰り返す」がやりやすいからです。
一方で、リスニングやリーディングをメインの学習として、あくまで補助として単語学習をしたい場合には文章の中に単語が散りばめられているタイプの書籍による学習が良いかと思います。
次に「書籍の難易度」の観点ですが、掲載されている単語のレベルで使用する書籍を判断すると後悔が少なく、続けられる確率が上がると思います。
筆者の体感としては単語集の中身をパッとみたときに、3~4割くらいはわかりそうな単語があることが望ましいのではないかと考えています。
これ以下になると覚えるものが多すぎて精神的に苦痛ですし、半分以上知っている単語集をやるのはなんとなく非効率な気がするからです。
② 素早いサイクルで何度も繰り返す
よく言われている話ですが、頻度高く単語に出会うことで、記憶の定着はよくなりますので、出来るだけ短期間で単語集を何周もすることが大事になります。
通勤時間や細切れの時間も活用して、おおよそ500単語/1日くらいを確認することを目標にするとよいと思います。そして、たいていの単語集は掲載語数が3000単語以下なので、最初の1週間で1周目を終える計算になります。
2周目以降は覚えている単語はスキップできるのでサイクルをより短い期間で回せます。こうして2カ月くらい継続して取り組めばたいていの単語帳は制覇できます。
③ 複数の単語集を同時併用してみる
同じレベルの単語集に複数同時に取り組むことで、同じ単語に出会う頻度が高くなるので覚える確率が高くなります。
さらに、複数同時に取り組めば、単純に触れる語数も増えるので単語学習の網羅性があがるというメリットもあります。
ただし個人的には、完全な同時並行はサイクルを素早く回すという観点とは逆行しますので、最初の単語集を1カ月くらい継続して飽きてきたころに、同じレベルの2冊目の単語集を導入するのが良いと思います。
④ 英検を受験してみる
これはモチベーションに特化した話になりますが、資格試験の中で英検は特に、覚えている単語数がモノをいう試験だと思われます。
そのため、英検に合格するためには単語学習が必要になり、必然的に取り組まざるを得なくなります。
個人的には、TOEICは2年という有効期限がよく議論されますが、英検はそういった期限もあまり聞かないので、それに価値を感じる場合もトライしてもよいかもしれません。
⑤ 単語帳アプリを使う
素早いサイクルで何度も単語を見るためには、日常のふとした時間にすぐ確認できる環境構築も大事です。資格試験用であれば現在は様々なスマホアプリがあります。
筆者も使っていますが、覚えたものはもう確認しなくてよいようにアプリ上で設定すると、覚えなければいけない単語が日を追うごとに減っていき、達成感も同時に味わえるのでおすすめです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は単語学習のアイデアを紹介させていただきました。ご自身の学習の参考になるものが1つでもあれば幸いです。