こんにちは、けにひにブログの男です。
今回は書籍の紹介をします。
『鈴木亮平の中学英語で世界一周!(鈴木亮平 著 スティーブ・ソレイシィ 著, マガジンハウス)』です。
私はおよそ3年前に本書を読んで以来、今でもたまに見返しています。英語を話すときのコツや考え方が詰まっていて、何より英語の楽しさを思い出させてくれるからです。
英語の習得には長い時間がかかると思いますが、その中でずっとモチベーションを維持し続けるのは簡単ではないと思います。
私もここ3~4年間は英語を真剣に学習していますが、なんだかモチベーションが上がらずに、長いときには1カ月くらい勉強をサボってしまうこともありました。
同じように学習が停滞してしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、今回紹介する書籍を読めば
「英語って楽しい!」
「もっとシンプルに考えていい!」
と、英語のモチベーションをあげつつ、新たな気づきを得ることができると思います。
それでは早速紹介させていただきます。
著者の方のご紹介
本書は鈴木亮平さん、スティーブ・ソレイシィさんによる対話形式の書籍です。
鈴木亮平さん
オーストラリア、ワシントンに10台のときにホームステイを経験され、東京外国語大学(英語専攻)を卒業されている俳優さんです。
スティーブ・ソレイシィさん
1990年に来日以来英語教育に携わっておられ、NHKラジオのメイン講師も務める一流の英会話コーチです。
#書籍から引用(一部編集)
本書では、ノンネイティブの鈴木さんだからこそ、日本人がつまづきやすいポイントを的確に押さえたアドバイスがたくさん書かれていることも特徴です。
本書の特徴
ここからは、私が考える本書の特徴や魅力を解説いたします。
- 1フレーズを見開き1ページで解説しており、読み進めやすい
- 鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんの解説に英会話のコツが詰まっており、本書のフレーズのみならず、英語全般に応用できる考え方を学べる
- 取り上げられているフレーズが実践的なので、すぐに使える
本書の構成
本書籍は、合計64のフレーズを、1つずつ鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんが解説していく形式で進んでいきます。
海外旅行編、国内旅行編、受け答え編の3部構成+αになっていて、いずれもすぐに使えそうな実践的なフレーズがたくさん載っています。
紙の書籍であれば、見開き1ページで左側がフレーズ、右側がお二人の解説という読みやすい構成も1つの特徴です。
本書の魅力①:英会話のコツが詰まった解説
私は、お二人の解説が特に秀逸だと思います。英語を話すときの考え方や、現地に行ったときに実践したいコツが詰まっているからです。
3年前に読んだ私が今でも覚えているのは、
「長い一文よりも、短い二文のほうがずっと伝わる。」
「ネイティブっぽい言い回しや発音を意識するよりも、誰もがわかるシンプルな英語を使った方が機能する。」
#書籍から引用(一部編集)
という英会話全般に対するアドバイスです。
私は、仕事でも海外の方と話す機会がたくさんありますが、いつもシンプルな言い回しこそとっさに使えるものだと感じています。
実際、同僚の帰国子女の方と仕事をしていて、海外の方に書類を渡した際、その方が最初に口にされたのは「Do you have a pen?」でした。
英語に慣れてくれば来るほど難しい構文を組み立てようとしていた私にとって、この言葉は忘れられないものになりました。
本書の魅力②:即戦力になる実践的なフレーズ
本書には、特別に難しいフレーズは掲載されておらず、海外に行ったときに自然に使えるようなフレーズが満載であるということも特徴です。
私が本書で学び、海外で使用したフレーズの中に
Thanks, I‘m just looking around.
(ありがとう、いろいろ見ているところです。)
というものがあります。
海外で定員さんに「May I help you?」と言われた時、日本人ならこのようにやんわり伝えたいでしょうし、受験勉強ではなかなか出てこない表現だということもポイントです。
また、書籍によって「Just looking」とだけ書かれていることも多いらしいのですが、なぜ「I‘m just looking around」なのかも本書でしっかり解説してくれています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
タイトルどおりレベルとしては中学英語なのですが、英語の初学者の方はもちろん、中級者の方が見ても学ぶことがたくさんある書籍です。
少しでも気になった方は、是非手に取っていただければ幸いです。