緊急事態宣言が延長されるようで、久しぶりにAmazonでダンベルを探していた。
最近は、アジャスタブルダンベルという可変式のダンベルもあるようで、ジムに行かずともしっかりウェイトを扱ったトレーニングができるようである。
筆者は数年前の一人暮らしのとき、六畳一間で何とか筋トレをしようと、ダンベルとアジャスタブルベンチを買ったが、見事に失敗してしまった。
この記事では、これからダンベルやアジャスタブルベンチを購入しようと迷っている方へ、私が購入して後悔した理由と、後悔しないためにはどうすれば良いかを紹介させていただきたい。
後悔した理由3つ
家だとモードの切り替えができず、追い込めない
ジムに行ったときには気合モリモリでバーベルを上げ下げするのだが、家だとなぜかジムでの追い込みを再現できない。
例えば、(実際にはしないのだが)ジムで腕立て伏せをするのと、自宅で腕立てをするのとでは、たぶんできる回数が違う気がする。
六畳一間の家では寝室も勉強部屋もトレーニング部屋も同じであるため、普段の生活→筋トレのモードチェンジが難しいのかもしれない。
壁やモノにダンベルがあたらないか気になり、トレーニングに集中できない
ダンベルとアジャスタブルベンチを購入して真っ先にやりたいのはダンベルベンチとダンベルフライではないだろうか。
六畳一間の家では、ダンベルベンチは何とかできてもフライをする場合にはぶつからないように気を付けなければならなかった。
筆者の家はモノが多かったのも原因だろうが、本棚とデスクのわずかな隙間でフライをする感覚は、もはやイライラ棒のそれに似ていた。
トレーニング中は筋肉に全神経を集中させたいのだが、壁やモノにダンベルが当たりそうな環境ではなかなか難しいだろう。
ジムに置いてある器具のスペックは高く、同じレベルは期待できない
ジムに置いてある器機は基本的に業務用であり、堅牢かつ機能性に優れている一流の器具である。
一方で、ホームユースのものは、モノによっては耐荷重が自分の体重+20Kgくらいのベンチなども存在する。
仮にホームユースの中で良い器具を選んで購入しても、なかなかジムの器具には性能面で勝てないのが現実かと思う。
筆者はプレートの付け替え式のダンベルを購入したが、安定感がなくグリップも細かった。そしてアジャスタブルベンチの角度調節に関しても、細かいところまで手が届くジムのそれとは程遠かった。
捨てるときに苦労した話
最初に購入したときこう思っていた「長いこと使えるだろう」と。ただ、それは間違いだった。
前述のように一人暮らしの自宅トレーニングは筆者に合わなかったこともあり、処分をすることになったのだ。
するとやっかいなのが処分方法である。
基本的にアジャスタブルベンチは粗大ごみ、ダンベルは資源ごみ等で出すようだが、冷静に考えてほしい。
片方30kg(つまり合計60kg)のプレート式ダンベルをそのままマンションの共用ゴミ箱におくのはルール的にも倫理的にもアウトだろうと思うのである。
それに何より重くて運ぶ気がおきない。
筆者は悩んだ末に、2万円くらいかけて玄関まで取りに来てくれる不用品回収業者にお願いした。
結果として、ダンベルやアジャスタブルベンチ以外のものもまとめて持って行ってもらったので結果オーライだったのだが、なかなか高くついてしまった。
それでも買いたいなら:後悔しないためにすべきこと
いま筆者は家族で住んでおりそれなりにスペースもあるが、上記のようなトラウマから、結局ダンベルを買うことはなかった。
部屋が広かったり、家で自重トレーニングをずっとやっていて抵抗のない方であれば、筆者のような後悔はしないかもしれない。
しかし、もし、自宅トレーニング経験がほぼゼロで、いきなりダンベルとアジャスタブルベンチを買おうと考えているなら待った方がいい。
まずは、ご自身の家トレ適性を確認することが重要である。
具体的に、プッシュアップバーとアブローラー、ブルガリアンスクワット、そしてチューブを使ったトレーニングをしばらく自宅でやってみることをおすすめしたい。
手軽に買えるおススメのトレーニング器具は下の記事で整理しているので、是非ご覧いただきたい。
自重トレーニングを行った結果、やる気・スペースどちらの観点からも自宅トレが継続できそうであれば、ダンベルやアジャスタブルベンチを購入するのも良いだろう。
その場合、安易に安いものに手を出してはいけない。捨てるのも大変だから。可能であれば、FITNESS Shopのようなリアル店舗に行き、モノを確かめてからの方がいい。
もしwebで買うなら自分が譲れないと思うスペック(例えばダンベルなら重さ、付け替えのしやすさ、グリップの厚さ、安定感。ベンチなら角度調整、耐荷重、パッドの幅)を吟味してから買うことをおすすめしたい。